特集 URT! URT!
URT Clothing 日本正規販売店
2019年、MIL-FREAKSはアメリカのカリフォルニア・コロナド発のアパレルブランド URT! URT! (URT Clothing) の正規販売店としてURT製品の取り扱いを始めました。
URTに聞き覚えのある装備ファンの方も少なくないと思いますが、初めて聞いたという方も多いのではないかと思います。この特集ではURT! URT!の紹介とSEALとの結びつきについて紹介します。
I AM AND YOU ARE, WE ARE ALL URT
カリフォルニア州南方に位置するサン・ディエゴ湾に横たわる長いビーチの先に、コロナドという町があります。3kmにも及ぶ美しいビーチでサーフィンやフィッシング、マリンスポーツを楽しむ人が訪れる美しい町で、URTはそのコロナドをホームとして誕生したファッションブランドです。
URTの創設者 Ian Urtnowski氏
西海岸のリゾート地というバックグラウンドを持つコロナドですが、もう一方では米海軍の一大拠点としての一面も持っており、また多数のSEALチームのHQを構えています。
バージニアビーチのSEALチーム(チーム2, 4, Devgru, 8, 10, 18)が東海岸系と呼ばれていますが、西海岸のSEALチーム(チーム1, 3, 5, 7, 17)はこのコロナドにルーツを持ちます。
有名なSEALの選抜訓練 BUD/Sが行われているのもこのコロナドで、多くの海軍の軍人がこの町で生活しコロナドの海を愛しています。
BUD/S (Basic Underwater Demolition/SEAL: SEAL選抜訓練) の様子
URTの代表 Ian Urtnowski氏はコロナドで育ち、やがてライフガードとして働くようになりました。トレーニングの休憩中に趣味であるサーフィンを楽しんでいた時、Ian氏の友人が彼のニックネームを呼びました。
“URT! URT!”
呼び声に振り向くと、一頭のカリフォルニア アシカがIan氏に向かって吠えていたそうです。その時、URTのアイデアが頭に浮かび、彼のブランドが始まりました。
URTとSEAL
コロナドでの生活はNavy SEALと切っても離せないもので、多数のIan氏の友人や同僚がSEALに入隊しました。URTが立ち上がってから間もなくして、URTのロゴを小隊パッチとして使わせてほしいと友人から頼まれ、そしてまた違う友人からもと、そういった機会が何度も続きました。
友人の小隊は派遣先でURTロゴのステンシルを作成し、基地内だけでなく、小隊が通過したサイン・マーキングとして街中にペイントしていました。
2011年 5月、オサマ・ビン・ラディンを倒した感謝の気持ちを込めて、記念Tシャツ “THANK YOU SEAL” を100着製作しSEAL隊員へ無料配布を行ったことで、URTとSEALとの関係は一層深く強いものへ変わっていきました。
URTはこれまでに非常に多くの小隊ロゴのデザインを担当し、西海岸SEALが使用するウェアの殆どはURTが生産に携わっています。更に、SEALで殉職された隊員のための追悼品もURTがサポートを行っています。
また、サーファーなどに向けた速乾性や着心地に優れたアパレル製品を多く揃えていることから、多くのSEAL隊員がトレーニングやワークアウトで愛用しています。
SEAL隊員のリクエストから製品化した商品も存在しており、水に濡れることの多い海軍ではコットンを使用した通常のキャップが使いにくいという声に応えた、吸収速乾性と伸縮性に優れた “OPERATOR” キャップをリリースしています。
MIL-FREAKSの正規取り扱いを記念した初回コラボ ロゴTシャツのブラウンヘザーとチャコールグレーヘザーは、実際にSEAL隊員が発注した特別色と同じ色を使用しています。
Ian氏は同じサーファー同士として、また親しい友人として、後述するSEAL オペレーター 故Charles Keating IV氏と深い結びつきがありました。
Charles Keating IV氏はURTを好んで使用しており、私生活のみならずSEALとしての派遣時もURTの製品を持ち込み、愛用していました。
Keating氏はアフガニスタンにランプを作ってしまうほどのスケボー愛好家でした。
Keating氏の残存する写真では、アシカ (SEAL) が吠えるURTロゴのパッチやキャップをSEALが使っている、というユーモアあふれる写真が多く残っているのもURT、そしてコロナドの海への深い愛着が伺えます。
Charles Humphrey Keating IV
2007年 2月に海軍に入隊し、2008年にBUD/S トレーニングを卒業。
Operation Iraqi Freedomにおいて2回のイラク派遣、Operation Enduring Freedomを支援するためにアフガニスタンへ赴任。その後、西海岸のスナイパー/偵察トレーニンググループにインストラクターとして就任し、2015年 2月にコロナドに本拠を置くSEALチーム 1に配属されます。(NSW Group 1の発表による)
イラクとシリアでのISISとの戦闘が続いていた2016年 5月3日、北イラク Tel Askufに展開していた米軍 (Advise-and-assist チーム) とペシュメルガ(クルディスタン自治政府軍)はISISの激しい奇襲攻撃を受け、QRF (Quick Reaction Force: 緊急即応部隊) を要請。
Operation Inherent Resolveのサポートとして3回目のイラク派遣に参加していたKeating氏は、QRFのSEALチームとして応援に駆けつけ、総勢125名のISISとの大規模な戦闘に加わりました。
戦闘中、SEALsは弾薬不足に陥り、Keating氏は自身のMK46マシンガンの不調によりスナイパーライフルに切り替えて攻撃を続行するも、ISISの反撃により釘付けになり被弾。
戦闘は2時間にも及び、激しい銃撃戦の結果Keating氏を含む多数の犠牲者を出してしまいました。
Keating氏は約100名のISIS戦闘員と戦った戦功、友軍に対する献身的で勇敢な行動が称えられ、米軍で三番目に名誉のあるシルバースター メダルを授与されました。この功績は後に米軍内で二番目の名誉となる、ネイビークロス メダルへアップグレードされています。
URTのサポート
Keating氏の訃報を聞いたIan氏は喪に服す中で、人は人それぞれ独立した力を持っていると感じました。Ian氏にとっての強みとはTシャツを作ることでした。
URTはすぐさま募金を募り、Keating氏の葉巻をくわえた有名な写真を使用した記念TシャツをKeating氏の追悼式の参加者1,600名への配布用として提供し、その後 Charlie Humphrey Keating IV Foundation (C4 FOUNDATION) への協力が始まりました。
※C4 FOUNDATIONはKeating氏の名前 C4 (Charlie 4世) を冠した慈善財団で、現役のSEAL オペレーターとその家族への派兵による負担軽減と派兵後の適応移行時によるストレス軽減を、科学に基づくプログラムを通して支援しています。
URTではブランド内でC4 FOUNDATION へのチャリティー・ラインを展開し、積極的に財団を支援しています。Keating氏は陽気でサーフィンと海を愛し、頻繁に「気楽に行こう」「すべて順調」を意味するハワイのハンドサイン “Shaka” を使っていたことから、 “Aloha Warrior” というニックネームで親しまれていました。
URTでは、Aloha Warriorを “Bone Shaka” ロゴとともに追悼し、チャリティー製品としてラインナップしています。“Bone Shaka” チャリティー製品の売上は全て財団へ寄付され、現役のSEALとその家族をサポートするために使用されます。
C4 FOUNDATIONの意向により海外の販売店である当店は、C4 FOUNDATIONのロゴが入った製品を輸入販売することができませんでしたが、“Bone Shaka” を筆頭にKeating氏を追悼したチャリティー・ラインを多く取り揃えています。また、当店では財団への協力を惜しまないURTをサポートすることも一つの間接的支援と考えています。
Ian氏はMIL-FREAKSに向けて、こう述べています。
“チャーリーを二度死なせないことがURTでのチャリティーの目標です。彼はイラクで一回死んでしまったが、二度目の死は、我々みんなが彼の名前を忘れてしまうことで起きる。URTは絶対にそんなことはさせない。”
R.I.P.
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