Adaptive Vest Syestemとは

Adaptive Vest System (AVS) とはCrye Precisionが提唱するモジュラーベストの一連のシステム全体の名称で、多種多様な用途、作戦内容、使用環境に自在に適応できる革新的な手段としてアメリカ特殊作戦軍(SOCOM) にも採用されるなど、世界的な注目を浴びている製品です。

数多のAVSアクセサリー群から作戦や環境に合ったアクセサリーを装着することで、今まで単一のプレートキャリアでは対応することができなかった装備選定を、AVSという一つのシステムの中で完結させることがきます。

Low Visなチェストリグから フルアーマード ロードベアリングベストまで

シルエットの目立たないチェストリグからアーマーで固めた重装備、またはその中間。AVSはユーザーの目的によってその装備形態が適応・変化します。

ライフルの口径を変える時は、シンプルにフロントマガジンポーチパネルを交換するだけ。
ロードアウト（ポーチや装備品の構成）を変更したい場合でもAVSQuickMount システムによってポーチの着脱を簡単に素早く行えるので、MOLLEのような面倒な着脱作業から開放され、ちょっとした変更も気ままに行えます。

また、ロードアウト内容を変えずにソフトアーマーやプレートを追加したり取り外したりできるので、危険レベルの変化にも対応可能です。作戦の種類や気候によって軽装にしたい時も、アーマーで固めたい時も、AVSであれば柔軟に適応することができます。

更に携行量を増やしたい時や荷重を分散させる場合は、AVS LOW PROFILE BELTを追加することで、腰周りのファーストラインもAVSでカバーすることができます。
もう一つのAVS LOW PROFILE BELTのユニークな特性である、「AVS StKSS Load System」を使用することができます。MOLLEベルトとプレートキャリア部分を接続することでシステム全体の身体へ掛かる負担を骨盤へ分散させるので、着用時の体感は別次元のもので、一日を通しての着用も苦になりません。

豊富なアクセサリー

Adaptive Vest Syestemには組み込まれてはいないものの、同社製 JPC 2.0やCPCが採用しているジッパー式のバックパネルをAVSも採用しているのでZIP-ONパネルシリーズも使用できるほか、各種ポーチ、ABDOMEN PANELといった追加アーマーなどCrye Precisionの数多くのアクセサリーに対しても互換性を保っています。

これらのCrye Presicion製品により、組み合わせの豊富さは他のモジュラーシステムと比較しても抜きん出たレベルに達しています。

コンフィギュレーション

Crye Precisionでは、幾つかのAVSの参考構成例を「コンフィギュレーション」として公開しています。

• AVS BASE CONFIGURATION

  

  「ベース コンフィギュレーション」は様々な形に組み上げていくのに必要な、基礎となる最初のキットです。 「AVS プレートポーチセット」と呼ばれる、プレートキャリアのフロント・バックパネルにあたる部分のセットと、骨組みとリリース機能を追加する「AVS ハーネス」、この二つのパーツセットによって構成されています。

• AVS PLATE CARRIER CONFIGURATION

  

  AVSの中でも機動力に特化した「プレートキャリア コンフィギュレーション」
  構成はプレートポーチセットと2-バンド スケルタル カマーバンドだけなので、可動域を制限せず軽量で動きやすくなっています。JPCのような使い方を期待できます。

• AVS ASSAULT CONFIGURATION

  

  「AVS アサルト コンフィギュレーション」は、本格的な軍事作戦のような危険を伴う状況に適した構成で、AVSコンフィギュレーションの中で最もポピュラーな組み合わせです。米軍特殊部隊ではこのアサルト コンフィギュレーションを基にした構成で運用されています。 プレートキャリアの性格としてはCPCに近く、一般的なアサルターキットとして使用されます。

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